借用書に関してトラブルが起こったときや防ぐ方法を学んでおきましょう

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借用書とトラブルへの心得

契約不履行

契約不履行には、さまざまな種類がありますが、最終地点は「払わない」、「払えない」の2つです。この2つは似ているようですが、中身が全 く違います。「払わない」というトラブルは、裁判所に 行かなければなりません。そして、延滞とは、お金を返す期限を経過して しまうことですが、反対に考えると、返済日が未到来なら、請求できな いことになり、立場を変えれば返済期限未到来の請求を拒めるという事になります。

制限の利益

これを、制限の利益と呼んでいます。基本的には、返済の期日と他の付帯契約にも関係してきますが、要約すると約束さえ守る事が出来れば、お金を貸した人の主張を優先する事が出来るという事になります。ですが、期限を守らない人の主張を認める訳にはいきません。お金を払うと決めた日数を超えてしまったら、金額の返済を行ってもらいたいと誰もが願っている事だと思います。

厳密にいうと、借用書とはお金を借りる側がお金を受け取った際に、引き換えとして借りた人に手渡す書類となっています。なので、基本的に借用書は、借りた人間が手にする物ではないのです。また、仮に持っていたとしても何の効力もない書類となるのです。営利的金銭貸借では、貸付条件の詳細を貸した人に手渡さなければならない事が、義務付けられているので注意が必要です。

シンプルな借用書とトラブルの防止

ポイント

相互不信の度合いによって借用書に書く内容は増えていき、複雑になりますが、実際はシンプルにまとめた方がよいです。ややこしい文言を記載した上に、必要な個所を書き忘れてしまってはいけません。また、金額や競合する債権者がいるなら、公正諸所作成の条件も知る必要があります。相手が逃げて弁護士に相談したり、司法に詳しい人であれば、よっぽどとなります。

友人間で借用書
友人

また、何も言わずに返して貰えればこれといったトラブルにはならないと思いますが、 忘れるかもしれないからという理由で、自分の手帳に書き込むのでは、貸借を証明する借用書にはなりません 。借用書を作成しなければならないと感じる相手との人間関係は、遅かれ早かれ修復する事が出来ない所ま で壊れるといえます。もしも、友人間で借用書を作成しなければならない人にお金を貸す際には、始め から貸さない事をお勧めします。始めから、あげたものだ、というくらいの気持ちがないと、後々本 当にトラブルになってしまうのです。お金の問題はみんな最初は安易な気持ちですが、大きく尾を引くことを知っておきましょう。 特に友人間となると人間関係自体が大きく損なわれますので、貸さないのが一番です。

借用書の書き方の基礎的知識